まいど憶良(おくら)です。
はまぐりの汁を逃さない焼き方です。
まず砂抜き。
濃度3%の塩水に、貝が半分程度浸かるように入れたら暗い場所、または蓋をしておきます。
取れた場所で微妙に3%と違う濃度の方が砂を吐くような気もしますが。
さて、はまぐりの身はどっちについているか見分ける方法として、こんな感じに貝を立てて、倒れた下の方に身がついてるという説がありますが、貝柱は上下どちらにもついてますので、火にあぶられた方が先に貝殻から外れるというのが正解のようです。
パカッと開くから汁がこぼれる
焼くと貝ってパカッと開くじゃないですか。
これを防ぐには貝の蝶番部分(外靭帯)を取ればいいんです。
片側だけについている黒い部分です。
ペンチなんかでぷちっと取って、後は包丁の一番下でこそぎ取る感じで取れます。
包丁の扱いになれない人は無理をせず、ラジオペンチなんかを使って取ってください。
怪我をしたら意味がありませんので。
こんな感じできれいに取れました。
片側に水と塩を塗ります。
プロは卵白を塗ってキメの細かい塩を塗るそうです。
焼いて火が通っても蓋がパカッと開かないので、この塩に水気がなくなるのをやき上がりの目安にするんです。
慎重に水平になるように貝を並べて焼きます。
ところがご飯の炊きあがりに合わせて焼いたつもりがうまく行かず、焼きすぎた結果、
汁気が飛んでしまいました。
ガックリ。
しかし良いことも。
汁がこぼれなかったおかげで、貝の旨味が濃い、良いアジの焼きはまぐりとなりました。
企画意図とはずれたものの、めちゃ美味しくなりました。
次回は汁たっぷりに焼き上げようっと。