まいど憶良(おくら)です。
豚のタンって、スーパーなんかでたまに見かけるんですが、ほぼ間違いなく臭みというか癖があってさほど美味しくないんですよね。
中にはレモン汁を合わせたタレに漬けられていたりしているものもあって、やや癖を抑えているものもありますが、やっぱり美味しいとまではいかなかったりします。
そこで今回は美味しい豚タンを紹介します。
実は生の豚たんをさばくんです。
ビジュアル的には生のタンなので苦手な方はこの下に行かないでください。
興味のある方だけどうぞ。
はい、
ではバラし方ですが、意外と簡単です。
これが買ってきた状態。
この、いわゆる舌そのものの部位をまっすぐ切ります。
下に見える部分と、お肉に見える部分で切り離します。次に舌の表面の部分を薄く削いで落とします。
それから根元の部分を厚切りに、
先に行くほど薄切りに。
根元はとても柔らかく、サシが入っていますので厚切りにすると美味しいです。
見てもはっきりサシが入ってるのが分かりますので、「あ、ここ美味しいところかな」と思う場所はちょっと別に置いておいても良いかも。
ぎゃくに先の方はコリコリとした食感が楽しめます。
厚く切ると噛み切りにくいので薄切りがおすすめ。
慣れてきたら、この部分は厚めに切って更に隠し包丁を入れておこう、など、切り方のこだわりを持つと更に楽しめます。
お肉に見える部分は柔らかなので厚めでも美味しいです。
脂部分も甘くて美味しいです。
お肉に見える部分も、根元側が美味しいです。
食感、味、共に抜群です。
根元部分にちょっとザラッとした部位がありますが、ここが一番美味しいところです。
左側がタン部分、中央の下半分6ピースが根本の一番旨い部分、その上から右が脂の乗った肉の部分、手前右がタンの表面。
なんとなく苦手な方が多いのでここは捨てることが多いのですが、実はコリコリしてて美味しいです。
カリカリに焼いて大根おろしとポン酢で食べるとクセになる珍味です。
もっと丁寧に表面を取りたい方は熱湯を表面にかけてからすぐ氷水に漬けてから削ぐときれいに取り除けます。
ウチではもはや私しか食べなくなった豚タン。
ラップに乗せて、くるりとラップに包んで、その上にまた豚タンを乗せて、
またくるりと包んで、冷凍庫へ。
一回で焼いて食べる分だけ取り出して焼いてます。
塩コショウ、ガーリックパウダーが合います。
部位によって食感、味の違いがはっきり出ます。
臭みも全くなし!
旨味いッ!
そうそう。
豚さんなのでしっかりと火は通してくださいね。
豚、鶏を切った時は熱湯消毒と、
アルコール消毒を。
どこで買っても美味しいとはなかなか行きませんので、買って試してみて、良ければそこで買うのが良いかと。
豚肉専門店で、生で耳、ツラ(顔)、小袋(子宮)、豚足など豊富な部位を置いているところは期待大です。
決定的な味の違いは肉をバラしたときの処理の仕方なので、信頼のおける店を見つけるのが一番大切だと思います。
もう一つは、同じ店でも日によって鮮度が違うことも。
これは目で見て鮮度を見極める、いわゆる目利き的な能力が必要となりますので、何度も肉を見て経験を積むしかないかも。
私は赤身部分がピンクで艶っとしているもの、
表面が乾いてない(ように見える)もの、赤みと脂の境がくっきりしてる(ように見える)もの、脂が白いもので黄色みを帯びてないものを選んで指差しして買います。
ただ、品種やエサによって最初から脂が黄色っぽいものもあるみたいなので、参考程度に。
スーパーなら国産、外国産、品種などバラバラなので見極めご難しいですが、同じ品種で比べるなどすると良いものを選べそうです。
新鮮な豚タンは一度食べると衝撃を受けるくらい美味しいですよ。